矯正治療では歯を抜くの?

はた矯正歯科では、可能な限り抜歯をしない矯正を選択することを大切にしております。

しかしながら、歯並びを整えるためにはどうしても抜歯をしなければならない場合もあります。

例え話で説明しますと、歯並びが悪い状態とは、3人掛けの椅子に4人が無理やり座っている状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

成長期の子供の場合は、椅子を大きく作り替えて4人座れるようにすることが可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、大人の場合は残念ながら椅子を作りかえることはできません。
椅子である「顎」の成長がとまってしまっているからです。ですから、綺麗に歯を並べるためには、抜歯が必要になることがあります。

もし、抜歯が必要な症例で抜歯を行わない場合はどうなるのでしょう?


先程の例え話でお話ししますと、3人掛けの椅子に無理やり4人が座ることになりますので、綺麗に座ることができません。つまり、歯並びも同じで、綺麗に並べることはできませんし、必ずどこかに無理が生じてしまいます。

無理な非抜歯矯正では歯を動かすことで歯茎が下がったり、スペースが足りずに歯が並びきれず出っ歯になったり、せっかく矯正をしたのに再びガタガタが生じてしまうといったデメリットもあるのです。

 日本人は欧米人と比較して、人種的に顎の幅や奥行が小さく、ただでさえ口元が出ているにもかかわらず、さらに鼻も低いため余計に口元が出ている様に見えてしまう、という骨格的特徴があります。

つまり、欧米人と比較して日本人の患者さまの矯正治療は断然難しく、永久歯を抜かなければ理想的な歯並び、咬み合わせに治らないことが多いのです。

矯正治療の目標は、単純に歯をきれい並べることだけではなく、緊密なかみ合わせや調和のとれた口元を提供し、長期にわたる安定を目指すことです。

そのため、抜歯か非抜歯かを決めることは、矯正治療の診断で最も重要なポイントであると言えます。

 本格矯正治療(2期治療)において、時には小臼歯や親知らずを抜歯して治療を行うこともあります。

小臼歯は他の歯と比較すると重要な役割を担っているわけではなく、根も他の歯と比較して短いことから、矯正治療をする時に優先して抜歯することが多いです。

 その他、過剰歯と呼ばれる余計な歯が歯茎の中に埋まっている場合が稀にあります。永久歯が生えるのを邪魔して隙っ歯になったり、歯並びが悪くなる原因になります。さらに過剰歯は矯正治療で歯を動かす時に邪魔になるだけでなく、隣の健康な歯の根を傷つけてしまうこともあるため、万が一レントゲン検査で見つかった場合は、抜歯しなければなりません。

抜歯が必要と判断された場合、当院で抜歯を行うことが可能です。大学病院の口腔外科で長年、年間数百本と多くの抜歯経験を積んだ口腔外科認定医が確かな技術でストレスの少ない抜歯を行います。とくに親知らずの抜歯は、患者さまにとって一番ストレスのかかる治療です。なるべく負担を軽く、痛みがなくできるだけ腫れないスピーディーな抜歯を心がけています。